魔理沙の西洋風丸焼き 特製和風ソース漬け(東方/カニバリズム)(1)

魔理沙が人間の丸焼きにされて食べられる話です。グロ注意。
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小説のイメージ【東方project レイプ 強姦 暴力 中出し 切断 斬首 カニバリズム】

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湖は霧につつまれ、地平の先が隠れてしまった。魔理沙が出会った久々の異変である。あいつが動きだしそうな事案だな。魔理沙は思った。好奇心半分で覗いてみようとした。それが致命的で、取り返しのつかない間違いの始まりとなるとも知らずに。



赤き霧が広がり始め、日光を遮り、夏の気温がわずかに和らいでいる。紅魔館の主、レミリア・スカーレットは赤き霧を撒き、わずらわしい日光の害を追い払ってしまった。うっかりものの妖精メイドがカーテンを閉め忘れるだけで苦しむはめになる、吸血鬼とは難儀な種族だ。その日光が今日をもって消滅したのである。

レミリアはその自室の大きな、身長の三倍はあろうかという大きさの窓から朝の庭園を眺めていた。昼間にこんなことができるのも、この霧のおかげ。血液と赤ワインのカクレル「不夜城レッド」、チェリーの浮かんだグラスをそっと傾ける。窓の外では花火のようなものが広がり、四方八方にきらめいていた。変則的に輝くそれば花火のようで花火ではない、弾幕勝負の様子である。霧の異変にさそわれて、今日もまた一人、客人が訪れたようだ。

「異変って面白いわ」

霧を撒いてから、血の気の多い客人がよく訪れるようになった。おとといの戦いは特にスリリングだった。咲夜を下し、レミリア本人の部屋まで乗り込んできたのである。世にも恐ろしい吸血鬼の館、いつもなら泉の妖精すらあまり近寄らないような所だ。霧が客人を呼び寄せてくれるというのは、退屈を持て余すレミリアにとって面白い副産物となった。レミリアは頬杖をつき、スペルカードのきらびやかな光へ微笑みをたたえていた。




「うわあっ」

赤い火花が帽子をかすめる。氷の妖精を撃ち落とした霧雨魔理沙は館の門番の弾幕から逃げ回っていた。

「弾、出過ぎなんじゃないか……、おかしいだろ……」

中盤ステージの肉厚な弾幕は、既に魔理沙の手におえる物ではなかった。弾が多いのは恐ろしいといって、避けすぎればかえって余裕をなくす。あ熱い虹色の弾が体をグレイズしてゆくたびに、魔理沙の恐怖心が煽られる。魔理沙の目の前を赤白い弾が通り抜ける。くるくる回転しながら直進する弾は、弾丸のように速い。高温の火の粉が鼻の先をしゅっと焼く。

「つっ、マスタースパークっ!」

腕の中の八卦炉から光線が飛び出し、弾を大きく巻き込んでいった。しかし門番の姿は捉えられていない、弾消しだけのマスタースパークだった。恐怖する魔理沙の目は弾ばかりを追いかけて、既に敵の姿を見失っている有様。魔理沙のボムは勝利に対して何の成果もあげられないまま無くなってしまうこととなった。

(冗談じゃないぜ、冗談じゃないぜ……)

魔理沙の下方から弾が飛び込んでくる。腿の肉が焼ける感覚に魔理沙はうめき声を漏らした。魔理沙の体には傷ばかりが付いて、形勢逆転の見込みは無い。そもそも臆病な所があるのか、弾幕の避け方が大味でへたれ。まだ魔法使いとして経験が足りなかったのである。

(逃げよう)

魔理沙は汗ばんだ掌で箒を握りなおす。汗ばみ熱くなったふとももでしっかりと箒をしめる。勝ち目のない戦いなんてまっぴらごめんだし、妖怪なんかに捕まったら何をされるか分からない。一目散に逃げて、お家にこもって、こんな恐ろしい弾幕のことは忘れよう。だが、致命的な損害が出るときというのは、決まって敗走する瞬間なのである。

「喰らえっ!」

紅魔館に尻を向けた魔理沙に弾幕が降り注いだ。後ろからの弾幕などなかなか避けられるものではない。真っ赤に煮えたぎる弾幕が、魔理沙の背中に火をつけた。

「う、うわああぁあぁっっ!! 熱いっ! あついぃ!」

火は服から下着を経由して背中を焦がせ、肉の脂は余計に火を強くした。たまらず魔理沙は箒から両腕を離し、服を脱ぎ払おうとする。

「熱い、熱い熱い!!」

魔理沙は必死だった。とにかく服を脱がないと大やけどである。しかしその必死さで箒乗りに必要なバランス感覚を失っていた。

「えっ、あっ、うわっ!」

両腕を離した魔理沙が落ちてしまうのは早かった。背中から煙をあげた魔法使いは庭の草むらへと墜落していった。草がふかふかのクッションになってくれたので魔理沙はなんとか死なずに済んだが、魔理沙は地面にまっすぐ落ちる恐怖で気絶、そのどろわの中から黄色くツンと張った臭いの液体がじょろじょろと漏れ出てきてしまった。

幸い落ちる際の風圧で火は消えたが、服の背中に大きな穴があき半脱ぎ状態で腹が丸出し、よっぽど怖かったのか顔は涙とはなみずでべちょべちょ、とっくに卒業したはずのおもらしでスカートもエプロンもどろわを汚してしまっているという、なんだか情けない格好になってしまっていた。

「ああー、ちょっとやりすぎたかな」

墜落点に近づいた美鈴の感想がそれだ。風に煽られ換気扇の回ってないトイレのような尿臭さが漂ってくる。草をかき分けて近づくと、撃ち落とした獲物を持ち上げてみる。汚いので腕の部分を掴みながら、しげしげと観察した。

(そういえば咲夜さんが肉が足りないって言ってたっけ)

紅魔館に害を与える不届き物はみんな肉である。あらためて魔法使いの体を見直す。哀れな姿だが、一応息はしているらしい。外傷はそれほど深くなさそうだ、唇に手をかざしてみると生温かい息の感触がした。

(まずは下着を脱がさないと……、ってスカートも汚れてる、服もぼろぼろだし全部取っちゃうか)

こんな汚い格好のまま持って行く気にはなれない。どろわを剥くと、さわりごこちの良さそうな白い桃尻がぷるりと現れる。服は美鈴の腕力でびりびり破かれ、帽子も脱がされ、魔理沙はほとんど丸裸になってしまった。比較的清潔であった帽子をタオルがわりに股の部分をぬぐってやる。抱えてみれば意外と小さく、軽い人間だった。

霧雨魔理沙14歳は、こうして、祝祭の肉となったのである。

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魔理沙の西洋風丸焼き 特製和風ソース漬け(東方/カニバリズム)(2)

魔理沙が人間の丸焼きにされて食べられる話です。グロ注意。
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小説のイメージ【東方project 拷問 切断 苦痛 串刺し 嘔吐 丸焼き カニバリズム】

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メイド長が両手いっぱいの野菜を買い込んだのは、お嬢様が日光で苦しめられなくなることを祝うためであった。彼女の主人レミリアが紅い霧で太陽光を遮った、夏まっただ中のその日のことだった。

「ああ、霧があんなに濃い」

折角レミリア様が日の光に煩わされないようになったのだから、昼間から立食パーティーを始めよう。そう提案したのは他ならぬメイド長で、朝早くから買い出しに出かけるほどに、とても張り切っていた。

「新鮮な人肉がもっとあれば良かったのだけれど……」

妖怪、もちろん吸血鬼も大好きな人間の肉、外からの迷い人間もなかなかないから新鮮なものは確保しにくい。肉の在庫は多少あったが、とても足りるとは思えない。レミリア様のカリスマのためにも沢山用意して豪華な祝宴にしたかったからだ。肉片があわせて人三頭分ぐらいしかなかったから、あまり沢山ふるまうと在庫が無くなってしまう。

血液は対象を殺さずに得られるし、生産ルートが確立していて何リットルでも用意できる。いざという時になれば、咲夜が手首を切ってでも奉仕するだろうが、人肉となるとそうもいかなかった。

「けほ、けほ」

メイド長は咳きこんだ。人の身には赤霧は辛い。この霧の中に30分と居られないというのがまともな人間ということらしい。ただし忠誠心あふれる彼女にとって、そのぐらいのことは大した問題ではない。メイド長の奉仕心はこの苦痛すら何か快楽のようなものに変えてしまうようだ。

林を抜け、橋を渡って更に先、湖の中島に紅く建っているのがスカーレットデビルの居城・紅魔館。見上げただけで喜ばしい気持ちになり足取りも自然と軽やかになる、メイド長の心のふるさと。庭の木々草花は手入れが行き届いており管理者の几帳面さがうかがえる、この庭には吸血鬼の屋敷とは思えぬほど少女趣味でかわいらしい花たちが沢山咲いていた。

庭をかき分ける一本道を進み、紅魔館の玄関に着けば、館の門番である紅美鈴がいる。いつものメイド長なら、時を操り、橋の入り口に足を入れた瞬間に門の前の土を踏める。だが、今日はゆったりと歩いてみたい気分だった。今日は赤く霧の湖を見ながら優雅に足を進めている。

「あら美鈴、その人間、どうしたの?」

近づいてみれば美鈴は何かを腕に抱いていた。人間か、あるいは二足歩行の何かを脇に抱えながら立っていたのだ。薄い胸が印象的なやせ形のシルエット。裸の誰かである。人間か、あるいは妖怪か、咲夜には判別出来なかった。

「魔法使いが飛んで来て……、いきなり弾幕を張ってきたんですよ」

脇に抱えられているのは白黒きいろの普通の魔法使い、門番につかまれるままぐったり力を抜かせている。激しい弾幕戦があったのか、魔法使いの背中は痛々しい火傷跡がまだ赤い。

「おそらく盗人の類でしょう」

風が一吹きあった。傷が痛むのか、盗人魔法使いはううと唸る。しかし目は開いておらず、意識があるかも分からない。妖怪とメイドの会話は聞こえているのかいないのか。

「若くて美味しそうな人間だったので、縄で縛っておこうと思っていたところです」
「脂肪が少なくて良い肉じゃない。パーティーにもう一品お料理が出せるわ。」

脂っこいものを好かないお嬢様でも、好んでお食べになりそうな肉であった。

「人間の丸焼きを作ろうかしら」

協定もあって狩れる人肉は限られている、その希少性からいつしか人肉はごちそうになっていた。人肉は豚肉に近いと言われているが、実際はどうであろうか。人肉は生でかぶりつくだけのものではない。多くの料理が発明され、そのおかげで幅広い楽しみ方が出来る。その中でも特に人気が高いものはといえば、やはり人間の丸焼きであった。

パリパリになる皮がおいしいし、苦悶の表情で嗜虐心もくすぐられる。ただし人肉を贅沢に丸ごと使うこの料理であるから、もちろんなかなか口には入らない。その材料が今目の前にある。

「美鈴、よだれ」
「あ」

どんな妖怪にも受けがいい、パーティーのメインディッシュとしてふさわしい一品なのである。

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魔理沙の西洋風丸焼き 特製和風ソース漬け(東方/カニバリズム)(3)

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小説のイメージ【東方project 拷問 切断 苦痛 串刺し 嘔吐 丸焼き カニバリズム】

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ぬるぬると肌を撫でまわされる感触があった。

「うぁ……」

魔理沙の意識がようやくはっきりしてきたのは人間を捌く調理台の上だった。両手両足は縄で絞められ、大の字になるように固定されている。天井は黒く、地下室であったから、室内は多少薄暗かった。部屋のあちこちにランプと電灯があり、それが人間の目に一応の部屋の様子を教えてくれる。

そして魔理沙は裸だった。帽子はおろか下着一つ付けていなかった。メイド長咲夜は滑らかな手に石鹸を付け、魔理沙をなでまわす。土や尿で汚れた肉である、ちゃんと洗わないと食用にはできない。そんなものを出してはお嬢様の恥だ。

咲夜のナイフは肌の上を滑り、魔理沙に生えた産毛のような体毛をそりおとしていた。腋にもすねにも、膣まわりにも毛が生えてしまうお年頃である魔理沙だったが、森で一人暮らしをしているせいか、あまりそういうお手入れに関心がある方ではなかった。

(私は……、何をされているんだ?)

魔理沙の意識はようやくはっきりしてきた。妖怪の門番に撃ち落とされ墜落する瞬間には、八つ裂きにでもされもう目を開けることもないと思ったのだが、今の自分はメイドにせっせと体を洗ってもらっているらしい。他人に奉仕されるような身分ではない魔理沙は、気持ちよさとともにこそばゆさをも感じていた。

魔理沙にもこの状況が何を意味するのか、分からないではなかった。妖怪が人間を殺しも逃がしもしない理由。

(もしかして、妖怪に食べられるのか?)

肉は殺したてがうまいとは、妖怪の諺にもよく現れる話だ。人間を食べる直前まで生かしておく、というのは知性のある多くの妖怪で一般的な行動である。味わった恐ろしさが染み付いて、心の奥まで味が染み渡っていくだろう。

ヒトを食べる妖怪は数多くいる。魔理沙も森ではしょっちゅう低級妖怪に絡まれ、食われかけたことも何度かあった。ついさっきも手を広げた変な少女に絡まれたばかりである。あの目は肉を見る目だった、力の弱い妖怪だったが、一歩間違えばと思って寒気がしたのを覚えている。

見知らぬ館に入ろうとした魔理沙が"見逃してもらえる人間"に該当するかは怪しい。

この奉仕も野菜についた土を落とすようなものなのだろう。妖怪が侵入者を生かしておく理由なんてそれぐらいしかないと、魔理沙には思えた。それでなければ夜伽でもさせられるか、奴隷として働かされるか、碌な理由でないはずだ。魔理沙は状況を把握し、頭の整理もようやく出来てきた。しかしそういう結論に至っても、魔理沙の心は意外に落ち着いていた。

(門番ならともかくメイドだろ? 私が後れを取るはずないぜ!)

体を洗っているのはメイド一人、他にはだれも居ない。武術家のような筋肉を備えていた門番に比べ、この細身のメイドはいかにも弱そうだ。何だかんだいって魔理沙は威力ある魔法を一杯使える魔法砲台なのである。魔理沙の予想は<本気でやれば絶対に負けるはずがない>であった。相手にすらならないんじゃないか?

「私は食われるのか?」

魔理沙はメイドの目を見ながら尋ねてみた。魔理沙にはまだ余裕があったから、こんな質問もできたのである。

「……そうね、暴れないでくれるとお料理がはかどるんだけれど」

一方咲夜は目を合わせようともせず、食材の洗浄に集中している。

(なにがお料理がはかどるんだけど、だよ)

魔理沙は壁際に目を滑らせた。そうはいっても魔理沙の魔力は残り少ないものである。今たくわえている魔力は、火の玉を出すか、物を飛ばすか程度のことで尽きてしまうに違いない。全力で戦って負けたら後がないから、全力では戦わないとはだれの言葉だったか。

状況を見極め最良の行動を取らなくては。おたま、しゃもじと調理器具が整然と並べて置いてある場所を魔理沙は観察しようとした。へら、泡だて器、ボールになべに……出刃包丁。ちょうどメイドの真後ろに包丁がおいてあった。魔理沙の目はそこにとまった。

(恨むなよ、正当防衛だぜ。)

魔理沙の魔力で包丁がふわりと浮く。メイドは魔理沙洗いに一生懸命でまったく気付いていないように魔理沙には見えた。魔理沙の口元には薄い笑みが浮かんだ。

包丁を魔法で飛ばして喉笛を切ってやれば、メイドは一瞬で殺せるはずだ。妖怪の手先になってるような人間なんて、殺したって誰も咎めないに違いない。そもそも今の自分は命が危ない身なのである。なりふりなんてかまっていられない。いまいましい拘束も、体力を取り戻した後にゆっくり解けばいいだろう。拘束を外せたら身を隠しながら脱出。窓からでもこっそり抜け出し、さっさと逃げてしまおう。

包丁に少しづつ加速度を与えてやる。20km/h、40km/h、70km/h……一撃で殺せるほど速くなる。

(よし!)

包丁は咲夜を殺せなかった。咲夜の首に触れた瞬間、時は止まった。


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魔理沙の西洋風丸焼き 特製和風ソース漬け(東方/カニバリズム)(4)

魔理沙が人間の丸焼きにされて食べられる話です。グロ注意。
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「危ないわねまったく、何をするつもりなのかと思えば……」

メイドの首を狙った包丁は何の前触れもなく一瞬で彼女の手の中に移動した。魔理沙の目にはそう見えた。

「あ……」

魔理沙の口から思わず声がこぼれた。今にも首を飛ばそうという勢いでまっすぐ飛んでいたはずなのに。魔理沙は致命的な読み違えをした。このメイド長は魔理沙を負かせた門番よりも凶悪な、時の操り手だったのだ。そんなことは魔理沙には分からないが、目の前のメイドがまずい相手であることだけは分かった。

首の後ろに嫌な汗がつたう。妙な事をして、怒らせてしまったのではないか。言い訳をしようと口が金魚のようにぱくぱくしてしまう。動揺する魔理沙のほほに鋭いビンタが飛んだ。

「かはっ……!」
「食材の分際で、妙な真似をしないで頂戴」

メイドにやられたビンタは思っていたよりずっと痛い、魔理沙はそう感じるほかなかった。逆の頬も、更に強い力で殴られた。ビンタを浴びるたびに魔理沙のいたるところから脂汗がにじんでくる。ビンタのたびに脳が揺れる、頭がぐらぐらする。下腹部になにかふと重いものが乗りかかる感触があり、魔理沙が天井の方へ向きなおると、洗い仕事をしていたはずのメイドが魔理沙に馬乗りになっていた。

「逆らう事なんて考えられないように、体に教えてあげないといけないみたいね」

拘束をはずされた右手がメイドに握られている。咲夜はそのほっそりとした手をまじまじと見ている。

「なにする気だよ……」

そして魔理沙は既に魔力を失くしていた。激しい弾幕戦でマスタースパークを乱発した魔理沙は、ワンショット撃つことすら厳しいような満身創痍になってしまっていた。包丁を飛ばす程度の能力を発揮するのがさっきまでの魔理沙の精一杯であった。魔理沙はもういたいけな少女でしかなかった。

かぷり。

自分の指がメイドに咥えられるのを見た。咲夜は白くて長い魔法使いの人指し指を奥歯で挟んだ。最初は甘噛みのようなものだったが、だんだん顎の筋肉全体を使った力の強いものになっていった。

「いた、痛い、やめろ!」

どんどん圧力がかかってゆく、咲夜が腕をしっかり捕えていて岩のように動かせない。指の先から血があふれ、咲夜の舌はしょっぱさを感じた。歯は皮膚に食い込んで、肉を貫き始めている。

「痛い、痛い! いたい! やめてくれ、逆らわないからぁ!」

指の先が鬱血してくると、しびれとともに別の痛みが現れた。指の骨が砕かれてゆく痛みだ。だんだんシャレにならない傷みになってくる、咲夜の犬歯が骨をぐりぐり削る。吐き気を催すような嫌な傷みが連続的にやってくる。指先は人間の機関の中でも神経が集中している部分の一つだ。肉食獣ではない、人間の歯によって指をじわじわ引きちぎって、大きな痛みを与える。

魔理沙の目から自然と涙があふれてくる、痛くて泣くなんて幼い時に階段で派手に転んだ時以来だ。最も恐ろしい拷問はじわじわと痛みが増し、死ねない拷問である。猛獣に一撃でやられるより、よっぽど痛く恐ろしい拷問なのだ。

「ぅ……ゲエえええぇ! ゲホッ、ゲホッ!」

べちゃべちゃべちゃべちゃ。

朝食のごはんとみそ汁がぐじゃぐじゃになってあふれ出る。吐瀉物は仰向けの魔理沙の口から容易には出て行かず、横を向きさんざん咳をしてやっと追い出すことが出来た。強い歯の圧力で爪も割れ始め、それが痛みをますますエスカレートさせた。

「やめて、ゲホっ、エエっ!! やめでくださいぃっ!!」
「だめよ、じっくり後悔ひてもらわないと」

咲夜の口がにやりと歪んだ。胃酸のすっぱい臭いも全然気にならない、この痛みから逃れられるなら、死んだっていい。そう思わせるほど酷い痛みだった。大人でもない少女には辛すぎる痛みだった。

「ああっ……あ、あああアアああぁぁ……」

そこが痛みの頂点だった。だんだん感覚が無くなり、しびれが強くなってくる。千切れ始めている神経は、魔理沙の痛みをやわらげる意味も持った。控えめで鈍い痛みが続いた、しかし体力の少ない魔理沙に叫ぶような気力はもうなかった。メイドの口だけを、物欲しそうな眼で見る。もうやめてと。ふと、その口と魔理沙の手がばすんと離れた。

<ぶちり>

……少女の指が千切れるのは、本当に生々しい音だった。肉が千切れてしまう音、指というより骨が千切れ飛ぶ音だったか。

「え……」

痛みで焦点の合わない魔理沙の目に、千切れた人差し指が、第二関節から先が無くなった人差し指が映った。

「きゃああああああああああ!!!!」

痛みで意識がもうろうとしていた魔理沙は、自分の指がどうなっていたのか全く知らなかった。指が千切れてしまったという現実は、いきなりつきつけられたものであった。

「うん、美味しい。 お客様に出しても恥ずかしくない味ね」

魔理沙の大事な人指し指は咲夜の口の中でぐちゃぐちゃと咀嚼されている。

「あああぁ……!! か、かえしてぇ……。」

魔理沙にも咲夜の口にあるのが何か分かってしまったらしい。魔法使いとして、結構細かい作業もすることがある魔理沙である。
指が一本でも無いというのは、かなり致命的なことであった。一応、千切れた指でも適切な治療をすればくっつくことはありえないことではない。

「返してほしいの?」

魔理沙は必死にうなずく。しかし咲夜の口から吐きかけられたのは肉がぐちゃぐちゃになって骨が露出している魔理沙の指だった。あまりに原形をとどめていなかったので、魔理沙はそれがなにか暫く理解することができなかった。

「ああ……私の指がぁ……、ぐす、酷過ぎるぜ……!」

実験失敗が続いても五体満足であった魔理沙、体の一部を失ったのはこれが初めてだった。何があってももう二度と回復しない。魔理沙は泣かずにはいられなかった。

「ううぇ……ひっく、ぐす。 ゆ、許さない…っぅう、ぐっす、ぜったいゆるさない……」

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魔理沙の西洋風丸焼き 特製和風ソース漬け(東方/カニバリズム)(5)

魔理沙が人間の丸焼きにされて食べられる話です。グロ注意。
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止めてようとしても次々溢れてくる涙、液体で視界がにじむ。

「ふふ、何言ってるのかしら。指なんかあってもなくても、肉にとっては同じでしょう?」

咲夜は心底おかしそうに、くすくすと笑うだけであった。怒る魔理沙は、とはいえもうなにもすることができなかった。逆らっても無駄だ、もっと傷めつけられるのみだと、心に刻まれてしまった。魔理沙の手足は痛みと怖さでまだ震えている。

右手が再び拘束されると、今度は両足の拘束が解き放たれた。

「大事なところを洗うから足をあげて、蛙みたいにして。逆らうつもりならもう一回だから」

もう一回指を千切られる、その恐ろしさを突き付けられると怒りは恐ろしさで塗りつぶされた。魔理沙はメイドの機嫌を損ねないように出来る限りの速い速度で、忠犬の様に指示に従おうとした。横になったまま腰を折り曲げ下半身を持ち上げる、尻の穴から性器まで晒される格好だ。

性器から尻穴にかけて、うっすらと陰毛が生えそろっている。まだ少女であるからそれほど太くもないし伸びてもいない草原のような趣だが、広くまんべんなく尻穴の方までずっと毛が生えているのを見られるのは、この上なく恥ずかしかった。お尻がナイフで撫でられる、しょりしょりと毛を剃られる。魔理沙の乙女心はちくちく痛んだ。先ほどの痛みとは別の意味で赤くなり、また涙が出てきそうだった。

つるつるになった下半身は、加えて咲夜の手による洗浄が行われた。肉をぐにゅぐにゅと揉みしだきながら、ふとももから臀部、臀部から性器へと手は移っていった。いつも自分で慰めている魔理沙であったが、他人にこう触られるのは初めてだった。

洗浄の手は容赦なく敏感な部分へも向けられる。魔理沙の割れ目の中は、日々の自慰のおかげで意外に清潔であった。しかし広げてやると一つだけ洗い忘れられている部分があるとわかった。皮に包まれた陰核は、まだ一度も外気にさらされたことがなかった。包皮の上からでも、こりこりに赤く勃起しているのがわかる。

「はぁ、はぁっ、はぁはっ……」

魔理沙の心と体は、咲夜の手によって乖離しはじめていた。つたない自分のオナニーとちがって、体の底から快楽がこみ上げてくる感じだ。何か打開策を考えるべきなのに、頭が性器のことしか考えてくれない。

死の危機にある生物は、特別性欲が強くなってしまうらしい。咲夜にとって、調理中に食肉が発情してしまうのは日常茶飯事のこと。こうして肉を性的に、あるいは肉体的に追い詰めることは咲夜のメイド仕事における楽しみの一つだった。。皮入りの枝豆にやるように、咲夜は陰核の皮をギュッと摘まみ、圧力によって豆を露出させた。

「ふぅ、はあぁっ! はぁ、ぁああああ!」

豆には白い垢がくっついて、少々ねっとりとしていた。しっかりこすって洗わないとこの汚れは落ちないに違いない。

「ああ、あああっ、やあああああああぁぁぁっーーー!!!!」

咲夜が魔理沙を洗い終えるまでのしばらくのあいだ、魔理沙は性欲に翻弄されつづけた。死んでしまいたいぐらい恥ずかしかったが、体が言うことを聞かなかった。

……。




「冷たいっ!」

魔理沙についた泡を流したのはあたりの湖に由来する冷ややかな冷水であった。その冷たさが発情して火照った魔理沙を現実に引き戻してくれた。綺麗な体になった魔理沙は、醤油・みりん・にんにく・その他様々な隠し味をなど入れた特製ソースとともに木製の細長い箱に漬けられた。箱のふたには穴が開いており、首から上だけ外に出ている形だ。ソースの塩気で指の傷がじくじく痛む、魔理沙は顔をしかめた。

咲夜は魔理沙にこれからどうなるかなってしまうのか、洗いついでに教えてあげていた。まず魔理沙はソースにつけられたまま明日の昼まで放置される。一日かけて、魔女のソースの味を肉に染みこませるのだ。昼には取りだしパーティーに間に合わせる、会場で焼いてはいおしまい。魔理沙の人生はこれにて閉幕。

丸焼きにされる人間は恐怖でさんざん騒ぐ、内臓はひっぱり出され連続的な痛みで簡単には気絶出来ない。脚色をしながら語ってやると、魔理沙は眉を八の字にして涙を流し、カチカチと歯を鳴らして震えるのだった。こうやって脅かしたり、傷めつけたりするのは、咲夜の趣味だからというだけではない。そうすることで分泌される脂汗が、食材のうまみを引き立たせるのだ。

「ここに置いておきましょう」

魔理沙の入った箱は台所隣の真っ暗な食肉保管庫に置かれることになった。人肉はごちそうだから、こうでもしないと食い意地の張った妖精に食べられてしまう。

「明日までに美味しくなっておきなさい」

そう言って笑うと、咲夜は倉庫に鍵をかけ、掃除をこなしに地上階へ去っていった。

音一つしない暗い倉庫。そこには動物の……もしかしたら人間の、血肉の臭いが充満していた。人間以外のもの食べ物も置いてあったが、人間である魔理沙の鼻にとってこの血生臭さは特別で、嗅ぐたびに不安になり、嗅ぐたびに鼓動が速まっていった。

「うあぁ……なんだよこれぇ……」

暗闇に慣れてくるとすぐ、見てはいけないものが見えてきてしまった。骨、骨、骨、骨……、妖怪たちの腹に収まった被害者たちの、生々しく血肉のこびりついた骨がそこらじゅうに落ちていたのだ。魔理沙はその骨たちと自分を重ね合わせてしまった。自分の未来の姿のように思えた。

(霊夢……、助けて……)

魔理沙の頭の中には一人の巫女がうかんでいた。お祓い棒片手に幻想郷をいったりきたり、腋を露出させながら異変の元凶を殲滅する。彼女は魔理沙にとって軽口をたたける友人であり、それと同時に自分よりずっと凄い、尊敬の対象でもあった。努力を隠したがるようなプライドの高い魔理沙は、そのことを口に出すことはなかったが……いつか追いつきたい、憧れのような気持ちも抱いていた。

本気になった霊夢なら、あの門番だって、あのメイドだって、奴らの親玉らしい"お嬢様"だって倒せるに違いない。魔法で防護しなければあの霧の中で長く持つ人間は少ないと、実際の体験から確認していた。この事案なら霊夢は出て来ないはずがない。解決しなければいけない異変に違いなかった。

霊夢ならこんなとき真っ先に現れ、さくっと異変を解決してくれる。運よく霊夢に見つけてもらうことが出来たら、そのまま助けてもらえばいい。そうでなくても、妖怪たちが魔理沙どころでなくなれば……最悪でも時間が出来る、逃げの選択肢も豊富に出てくる。魔理沙はもう自分の弱さを嫌というほど感じていた。助かるにはもう誰か、少なくともあのメイドより強い誰かに頼むしかないのだ。

(こんな強い異変なんだ、霊夢は絶対来る、来ないはずないじゃないか)

そうだ、問題ない、大丈夫だ、大丈夫なんだ……。魔理沙は眼を閉じた。眠ろう。いざという時に備えて、しっかり体力を取り戻しておこう。頭の中で霊夢のことを反芻するとだんだんと気持ちが落ち着いてきた。暗闇の中で意識は薄れ、筋肉が弛緩してゆく、だんだんと眠りの世界へ落ちていく……。

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